8年間で3か所の保育園に勤めていました。その3か所で保育士に何よりも重要であると感じたのは「体力」です。
 保育士と聞いて、未だに多くの方に、子どもと遊んでいるだけで給料が貰えて良いとか、お昼寝できる仕事で羨ましいと言われる事が多いのが現状です。実際私の周りでも、(特に年配の方は)そう思われている方が多かったです。
 ですが、実際はもちろんそんな楽な仕事ではありません。朝、子ども達を受け入れる前に、園内外の清掃を行い、前日からの申し送りに目を通し、泣きながらやってくる子どもを保護者から預かり、抱っこしながら他の子を受け入れる。そんな慌ただしい朝から始まり、ようやく子どもたちが眠りにつくお昼寝時間には、ここぞとばかりにその日の記録物を集中的に終わらせ、職員会議をしたり、午後からの準備を整えたり、製作物をしたり、とにかく一分一秒たりとも無駄にできず、休む時間なんてありません。
 自分の勤務時間が終わった後も、次の日の準備をしたり、どうしても保護者と話したい時はお迎えの時間まで待っていたりと、正規の職員として働いている保育士が、時間通りに帰れることはほぼないと思ってもらっても過言ではないと思います。
 色々と保育士の在り方が見直され、残業も減ったと言われていますが、残業が減ったのではなく、持ち帰る仕事が増えただけで現状は変化してないと思います。
 なので、休日返上で働く保育士は少なくありません。よく、同じ職場の仲間とファミレスに行き、書類をしていました。そうでもしないと終わらないのです。
 こういったオーバーワークの面からしても、保育士という仕事はとにかく身体が健康で丈夫でなければ難しい仕事だと思います。やる気だけでなんとかなるような仕事でないことは確かです。
 これから保育士として働こうと思う人にとってはこういった話はあまりプラスにならないかもしれませんが、こういう事もあるという事をしっかりと頭に入れていて欲しいです。
 やりがいのある仕事であることは間違いないので、もう少し保育士の処遇を世の中が考えてくれることを期待します。

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